「腰痛で悩んでいる」、
「姿勢が崩れてしまっていてなんだか落ち着かない」と、
そう思っているあなた、
座った時についつい足を組んでしまうことはありませんか?
また、
「足組みをすると骨盤がゆがむ」と一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
実はその通りで、足組みをすると骨盤がゆがんでしまいますし、しかもそれだけではなく様々な不調の原因となってしまいます。
この記事では足組みによる骨盤のゆがみが原因となって起こる症状や、簡単に取り組める改善策をお伝えしたいと思います。
特に、日常的に足組みをしてしまう人は要チェックです。
足組みが腰痛の原因に?
結論から言ってしまうと、足を組むと腰痛になりやすいです。
足を組むとなぜ体に悪いのかは順番に考えてみると分かり易いのですが、
- 足を組むと、上の足側の骨盤が後ろに倒れる
- その骨盤につられて腰や背中が丸まってしまう
- 背中が丸まった姿勢は腰痛になりやすい
といった具合です。
特に女性の場合は、生理や妊娠等による女性ホルモンの作用で骨盤が緩みやすいので、男性より不調が表れやすいです。
しかも、足組みによる骨盤のゆがみが引き起こすのは腰痛だけではありません。
それではほかにどんな悪影響があるのか確認していきましょう。
足組みがもたらす悪影響は他にどんな事がある?
足を組んでしまうと、足を上げた側の骨盤が後ろに倒れてしまうことによって腰が後ろに動き、背中が丸まってしまいます。
背中が丸まって肩が前に出ている姿勢を長時間続けていると腰痛だけではなく肩こりにもなりやすく、この姿勢は、頭が肩より前に出ているので頭を支えるため首の筋肉も凝ってきます。
もっと怖いのは、
骨盤のゆがみが原因で神経を圧迫してしまうことがあるということです。こうなると手足にしびれが症状として出てくる場合もあります。
背中が丸まって見た目の姿勢も崩れてしまうので、まさに百害あって一利なし。といった感じですね。
足組みが体全体のゆがみにつながる?
「気を付け」をした時の両肩の高さはそろっていますか?
先ほどお話ししましたが、足組みを日常的に行っているとどんどんと姿勢が悪くなっていきます。
実際に試してもらうとわかるのですが、
足組みをしたら背中が丸まってしまうだけではなく重心が左右どちらかに少し動くと思います。でもこの時、「重心(腰)は少しどちらかに傾くのに頭は傾かない」んですよね。
つまりこれは、「(背骨の一部が)横にも曲がってしまっている」と言うことになります。背骨が左右と後ろに曲がってしまうので当然全体的な体のバランスも崩れます。
足組みをしていたころの私がそうだったのですが、背骨が右に曲がってしまっていたので、自分では真っ直ぐに立っているつもりでも体が傾いてだらしなく見えていました。
自分ではなかなか気が付きませんが、体が傾いているとかなり恥ずかしいです。
足組みが肩こりの原因に?
男女ともに、(原因は色々ですが)肩こりはかなり多くの人が自覚している症状です。
先ほど、
背中が丸まって肩が前に出ている姿勢を長時間続けていると腰痛だけではなく肩こりにもなりやすく、この姿勢は、頭が肩より前に出ているので頭を支えるため首の筋肉も凝ってきます。
といいましたが、要は頭を支えるために肩回りの筋肉がこわばった状態になり続けるので凝ってしまうわけです。
足組みが原因で太る?むくみも?
骨盤がゆがむとそれを支える体幹部の筋肉(インナーマッスル)が衰えてしまい新陳代謝が低下します。
体幹部の筋力がなくなると骨盤のゆがみが加速するだけではなく、全身を支える軸が弱くなるのでボディーラインのたるみや
下半身のむくみも症状として表れやすくなります。
【まとめ】足組みをやめて姿勢を正そう!
ここまで読んでくれたあなたには足組みのデメリットが十分に伝わったと思いますが、
足組みをすると、
- 腰痛になる
- 背中が丸くなる
- 背骨が湾曲する
- 肩が凝る
- 首が凝る
- むくみやすくなる
- 神経性の腰痛やしびれの原因になる
と、デメリットしかありません。
習慣を正していくことは根気がいりますが取り組む内容は簡単です。
(すでに骨盤が歪んでしまっている人は自分の取り組みだけでは治らないかもしれませんが…私がそうだったので…笑)
最後に、簡単に取り組める骨盤のゆがみ緩和の方法の紹介と、
セルフチェックの動画を貼っておくのでまずは自分でチェックをしてみて下さい。
そのうえで気になる人は、足組みをやめて正しい姿勢で座る習慣を訓練しましょう。
緩和方法
①立った状態では両足に、座っているときは左右の骨盤に均等に体重を乗せます。立った時も座った時にも体重を左右均等にかける習慣づけをしましょう。私は足組みをやめてもう4年くらい経ちますが未だに気を付けている方法です。
②座った時に、上がっている骨盤の下に座布団などを敷く
位置が高くなっている方のお尻の下に座布団や薄めのクッションなどを敷きます。こうすることで腰が安定し、安定した状態を継続していくことでだんだんと両方の骨盤(お尻)に体重がかかるようになってきます。腰骨に手を当てるとどちらの腰骨が上がっているかが判断できます。
③座る時はクッションを足の間に挟んで足を組めない状態にする。
座った時に足でクッションを挟み、物理的に足組みができない状態にします。どうしても無意識に足を組んでしまうという人はこの方法もおすすめです。
私は、①②③すべて取り入れていましたが簡単に取り組めるので難しくはありませんでした。
最後に参考になりそうな動画をご紹介して終わりになります↓
足組みが習慣づいてしまっている人はぜひこの機会に骨盤を見直して、腰痛やゆがみ知らずの正しい姿勢を手に入れましょう♪
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