ラー油といえば一昔前には「食べるラー油」がかなり流行りましたよね!
かくいう私も一時期食べるラー油にかなりハマっていて
豆腐、肉、野菜、ひいてはご飯までかけまくっていた時期がありました。
新しいものを買っても大体1週間でなくなるなんてこともざらでした。笑
そこでふと思ったのですが、ラー油にはダイエット効果はないのでしょうか?
辛いからなんとなく体が燃えてくるような気がするし、実はダイエットにもいんじゃないの?
この記事を読んでいるあなたもそう思っているのだと思います!
そこで今回はラー油の糖質量やカロリー。ラー油を食べることでのダイエットのメリット、デメリット。さらにはラー油を使ったおすすめのダイエットレシピを紹介します!
目次
ラー油の糖質量やカロリーはどのくらい?
ラー油は“ごま油に唐辛子を加えて加熱し、油に辛みをつけた調味料”のことです。
ちなみにラー油を漢字で書くと“辣油”と書きます。この“辣”は「熱を伴う辛さ」というのを意味します。
では早速ラー油のカロリーや糖質量を見ていきましょう!
ラー油(12g当たり)
- エネルギー 110㎉
- たんぱく質 0.01g
- 脂質 11.98g
- 炭水化物 0g(糖質 0g)
ラー油はそのほとんどがごま油で出来ているため、糖質はゼロになっています。
これだけ見ると糖質制限とかのダイエットに使えるのかなと考えがちですが、
気にすべきはカロリーです。
12gという大さじ1杯分にも関わらず110㎉とかなりの高カロリー食材なんですね。
これに比べて食べるラー油はガーリックやオニオンなどの食材が入っているだけでなく砂糖などの調味料も使用されているのが一般的です。
そのため糖質量もさらにプラスされてしまうので更に高カロリーになってしまいまうのです。
ラー油を食べることでのダイエットのメリット、デメリット
では栄養成分的にはラー油はダイエットに向いているのでしょうか?
私が考えるラー油を食べるダイエットのメリット、デメリットをそれぞれ紹介していきます。
ラー油を食べるダイエットのメリット①カプサイシンで新陳代謝の上昇
ラー油で使用されている唐辛子には「カプサイシン」という成分が豊富に含まれています。
聞いたことがある人も少なくないのではないでしょうか?
このカプサイシンには、体に蓄積された体脂肪を燃焼してくれる働きがあると言われており、ダイエットサプリなんかにもよく含まれている成分です。
唐辛子を食べた際に体が熱くなったように感じるのはこのカプサイシンの効能のおかげです。
カプサイシンをとることで通常よりも体脂肪が燃えやすい体となるため、ダイエットには向いている成分といえるでしょう!
ラー油を食べるダイエットのメリット②セサミンの効果でアンチエイジング
ラー油には“セサミン”というごま由来の成分が豊富に含まれています。
セサミンには抗酸化作用という私たちの体を若返らせてくれる働きがあります。
私たちの体は日々 活性酸素という物資によって傷づき、老化しています。
セサミンの抗酸化作用で活性酸素を撃退し、老化を防いでくれます。
老化を防ぐことで、新陳代謝が落ちるのを防いでくれ、結果として痩せやすい体を作ることができます。
ラー油を食べるダイエットのメリット③オレイン酸がコレステロール値を下げてくれる
ラー油には「オレイン酸」という成分も含まれています。
オレイン酸は血液中のコレステロール値を下げてくれる働きがあります。
血液中のコレステロール値が下がることで体内中性脂肪も減らすことができるようになります。
ここまでメリットをあげていきましたが、ではデメリットの方も見ていきましょう!
ラー油を食べるダイエットのデメリット①カプサイシンが食欲を増進してしまう
先ほど説明したカプサイシンには実は“食欲を増進させてしまう働き”もあるんです。
暑い時に辛いものを食べると、食欲がなかったのに食べ過ぎてしまうのはこのためなんですね。
実際私も夏の暑い日で食欲がないな~という日に
「適当になんか食べとくか」
と、うどんとお肉をゆがいて、食べるラー油をかけて食べ、結果おかわりしてしまうという経験があります。(笑)
さきほど紹介した脂肪燃焼を促してくれる働きがあるのは適量を摂取した場合のみです。
摂取しすぎてしまうとカプサイシンの成分によって食欲が増進してしまい、結果食べ過ぎてしまうのです。
ラー油を食べるダイエットのデメリット②辛さに慣れてくることで食べ過ぎてしまう
あなたの周りで辛さに強い人はいますか?
もしいなくてもテレビ番組で激辛料理を食べている芸能人の方を思い浮かべてみてください。
「私、辛さに強いんです」
と平気な顔をして食べている方がいらっしゃいますよね。
実は辛味って基本5味に分類されていないってご存じですか?
※基本5味とは
甘味、旨味、塩味、苦味、酸味のこと
基本5味は舌の上にあるセンサーである味蕾を構成する味細胞を介しての受容ですが、辛味はそれとは別の“温覚や痛覚などの感覚で感じています”
急にどうしたの?と思った方はここからが本題です。笑
カプサイシン摂取することで「刺激」として感じるのが「辛味」です。
この辛味を摂取すると脳から鎮痛作用のある“エンドルフィン”という物質が分泌されます。
これは一言でいえば脳内麻薬です。痛みや苦痛を和らげ幸福感が得られますから、中毒性があるといえます。
辛いものが好きな人がより辛い物を求めたりするのもこの辺の関係からですね。
ラー油でこのことを考えると最初は辛いからと少量で済んでいたのに、段々辛さに慣れてきたことで
量が増えてくることが十二分に考えられます。
先ほど紹介したようにラー油はかなりの高カロリー食品です。
そのため量が増えてくるということは、食べ過ぎて思わぬところで摂取カロリーが増えてしまうことなるんですね。
なのでラー油を使う際にはテーブルの上に置いておかずに、使う量だけ出して後は片づけておく必要がありますね!
ラー油を使ったダイエットメニューはあるの?少量なら大丈夫!
ここまでをトータルするとラー油はダイエットに有効な成分が多いですが、どうしても食べ過ぎてしまうし、高カロリー食品のためダイエットには向いていないということが分かったと思います。
突然ですが私の考えるダイエットとは「自分の食生活を管理すること」だと思っています。
今回のラー油ひとつとっても、ダイエットに向いていないからと一切摂らないようにするのは簡単です。
しかしせっかくの人生我慢ばかりではさみしくないですか?
食べたいものを食べたのであればその次の日に少しカロリーを少なめにするだとかすれば、ラー油を食べることも可能だと考えます。
今回はその中でもラー油を使ったダイエットメニューをご紹介します!
ラー油を使ったダイエットメニュー①ぴり辛たたききゅうり
今日は『いいきゅうりの日』
「い(1)いきゅう(9)り」と読む語呂合わせから。今回は「たたききゅうりのピリ辛あえ」をご紹介。ピーナッツが香ばしい、ビールに最適なおつまみです。https://t.co/P9jrg3xN9w#いいきゅうりの日 #陳健太郎 #きゅうり #ピリ辛 #きょうの料理— みんなのきょうの料理 (@m_kyounoryouri) June 19, 2019
材料
- きゅうり 2本
- 塩 適量
- 合わせ調味料
- ・醤油 大さじ1
- ・砂糖 小さじ1/2
- ・おろし生姜 1/2かけ分
- ・ラー油 小さじ1
- ・唐辛子輪切り 1本分
作り方
- きゅうりは麺棒などで叩いて、ひびを入れ、適当な大きさに折る。塩をまんべんなく振り5分置く。5分経ったら軽く水気を絞る
- ボウルに合わせ調味料用の調味料を入れよく混ぜておく
- 水気をきったきゅうりをボウルの中に入れ漬け込む。たまに返しながら約10分ほど漬け込めば完成
さっぱり食べられますし、ラー油を少なめにして唐辛子を多めに使ったことでカプサイシンの効能が最大限に得られると思います!
ラー油を使ったダイエットメニュー②豆腐の辛ネギみそ添え
材料
- 絹豆腐 2丁
- 赤味噌 小さじ1
- お酒 小さじ1
- みりん 小さじ1
- すり生姜 小さじ1/2
- ネギのみじん切り 5センチ分
- ラー油 適量(小さじ2まで)
作り方
- 赤味噌、お酒、みりん、生姜、ネギ、みりんを混ぜて味噌だれを作っておく
- 豆腐の上に味噌だれを乗せ、レンジで温める(500wで1分30分くらい)
- 最後にラー油をかけて完成
先ほどの料理が夏に食べるさっぱりした料理なので、次は冬に食べるような温かい料理を紹介します。
豆腐を温めて食べることでラー油の辛みがより感じられます。
【まとめ】ラー油はダイエットには基本的には向いていない。けど工夫次第!
今回の記事ではラー油を摂ることで、痩せる効果は見られない。むしろラー油のダイエット効果をあてにして摂りすぎることで逆に太ってしまうのではないかという結論に達しました。
しかしご紹介したダイエットメニューのように少量でなおかつ毎日食べなければダイエット中でも食べられるはずです!
もちろんこれに合わせて運動などをすることで何もしていない時よりも格段に高カロリーの食品でも食べながら、痩せることは可能です。
“ダイエットは同じものしか食べれない”
よりも
“いろんなものを食べて、いっぱい運動して痩せる”
の方が楽しい人生になりそうじゃないでしょうか?
ぜひみなさんも工夫してラー油を食べてくださいね。くれぐれも食べ過ぎだけには注意してください!
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